毎日のらくがきや作品を中心に掲載中。
「クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代」
2020.01.22 Wednesday
久しぶりに映画を観よう、と思い立ち
なるべく何も考えずに鑑賞できる
娯楽映画を…(できれば恋愛)と思っていたのに、
結局選んだのが
「クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代」でした。
19世紀末のオーストリア・ウィーンを代表する画家
グスタフ・クリムトとエゴン・シーレの没後100年にあわせて
制作されたドキュメンタリーです。
クリムトについては、
学生時代に青春18切符を使って東京〜熊本を旅した際、
途中で立ち寄った兵庫県立美術館で観た
「クリムト1900年ウィーンの女神展」(2003)の
印象が今でも鮮明に残っています。
時期的なものだったのか
ほぼ貸し切り状態で鑑賞することができ、
ただっ広い空間に一人作品と対峙する、
という贅沢な時間を過ごしたことを覚えています。
エゴン・シーレについては、
20代半ばに地元の図書館で画集を見つけ、
色使いの美しさや形の捉え方に魅かれて
当時、何度も何度も繰り返し借りていました。
(個人的には観ていてきつい作品もあります…)
イラストレーションを青山塾で学び始めた時期から
人物を描くことに苦手意識を持つようになったのですが、
今回の映画を観ながら
人物に向き合ってみたいな、こんな風に描いてみたいな、と
素直に思いました。
ウィーンにも行ってみたいし、
やりたいことは、まだまだたくさん。
そんな風に思える今が、ありがたいです。
ルノワールとパリに恋した12人の画家たち
2020.01.13 Monday
この3連休は、
一日目は床を張り替えるボランティアに参加、
二日目は横浜美術館と中華街へ、
三日目はお仕事用の絵を描いて過ごしました。
充実した時間がうれしい。ありがたい。
横浜美術館で開催されていた
「ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」。
図録の表紙にもなっている、
ルノワールの“ピアノを弾く少女たち”の絵の前には
多くの人が立ち止まり、
原画の強さを感じさせられました。
土地柄か子ども連れの方も多かったのですが、
5歳くらいの男の子がアンドレ・ドランの裸婦を見て
(背景と人物の境目が粗く表現してある)
「鳥肌がたってる!」と感想を言っていたのが
おかしかったです。
発想の自由さがうらやましい。
個人的には、常設展で鑑賞した鏑木清方の作品も印象的でした。
ちゃんと休みを取りつつ、
制作に打ち込んでいこうと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします
2020.01.09 Thursday
新年が明けて早9日。
2020年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
昨年は
ずっと興味のあった福祉分野の副業を始めたこともあり、
これまでとは違い
とまどうことも多く、
なかなか積極的な動きが難しかったのですが、
イラストレーターの活動としては
一昨年に引き続いて雑誌関連の連載を担当させていただいたり、
ずっと憧れていた、いくつかの企業の
広告に使うイラストレーションを担当したりと
(先方に確認が取れていないため、
こちらでは告知できておりませんが…)
充実した一年となりました。
それぞれにお世話になった皆様方、ありがとうございました。
本年は
イラストレーターとして
積極的な活動と新しい制作に打ち込む予定です。
副業も含め
心からの仕事が叶うよう
精進していきます。
朗らかであたたかな一年を。
シャネル「マドモアゼル プリヴェ展」
2019.11.24 Sunday
先日は友人に誘われて、
天王洲アイルで開かれていた
シャネル「マドモアゼル プリヴェ展」へ。
世界各都市で開催されてきた「シャネル」の東京でのエキシビジョン。
会場では
シャネルのクリエイションと職人技が結集して仕立てられた
オートクチュールやハイジュエリーが展示されていました。
とにかく素晴らしく手の込んだテキスタイルが
目の前に繰り広げられていて、
終始テンションが上がり通しでした。
(騒がしくしてしまって、一緒に行った友人、ごめん…。)
特に魅かれた洋服があって、
その情報を確認したところ、1996年に制作されたもので
自分がちょうどファッションに強く興味を抱いた時期と一致していて
人の記憶の深さに気づかされたり。
“今すぐにでも、絵にしたい”
そんな衝動でいっぱいの展示でした。
今年も残り1ヶ月と一週間。
何の目的もないけれど、
実物大で総レースの作品を描き上げてみようかな。
サンキュ!1月号〜9月号「今月の深堀りッ」挿絵
2019.10.05 Saturday
去年に引き続き、
ベネッセさんから発行されている
サンキュ!の「今月の深堀りッ」の
挿絵を担当させて頂いています。
1月号〜9月号まで、まとめてご紹介。
毎月ごとに、
取り上げられる企業の
商品に関連づけた雑貨や料理などを
5〜12点ほど描き続けております。
最初は、なかなか慣れずに
試行錯誤をしたお米やお肉なども
少しずつ描き方がまとまってきた感じ。
ガラスの表現などは未だ工夫を重ねているところですが、
仕事を通じて模索を繰り返すことは
あきらめずにいたいな、と思う今日この頃です。
coffee iPPO
2019.09.18 Wednesday
宮城県の山間にある
自家焙煎珈琲coffee iPPOさんの
アイスコーヒーとカップオンコーヒーの
イラストレーションを描かせていただきました。
どちらもお気に入りの作品です。
この夏は、
左側の水だしコーヒーを常に冷蔵庫に常備。
お家に来てくれたお客さんに出したり、
ちょっとしたプレゼントとして贈ったりと
大活躍でした。
ネットでも購入できるので、
ぜひHPをのぞいて見て下さいね。
ドクターシーラボの会員誌「Ci:LABO美研」2月号
2019.09.01 Sunday
半年以上の時間差のご紹介となってしまいましたが、
ドクターシーラボの会員誌「Ci:LABO美研」2月号の
「後ろ髪」をテーマにした商品紹介ページで
5商品を描かせて頂きました。スプレー缶など、
普段、描く機会の少ないモチーフなどにも挑戦しました。
自分ではなかなか取り上げない題材に取り組めるのも
お仕事の面白さの一つかな、と思います。
自分の想像を超える依頼やお仕事に、
まだまだたくさん出会っていけたら嬉しいです。
尾瀬
2019.08.17 Saturday
数年ぶりに尾瀬へ行ってきました。
天気に恵まれ、景色が綺麗で
空気が美味しかったです。
私にとって
尾瀬は学生時代に
住み込みで働いていた
特別な思い出のある場所。
尾瀬を訪れなかったら、
出会えなかった人たち。
そして、
経験することのなかった出来事。
山道や湿原をのんびりと歩きながら思ったのは、
私もすいぶん年齢を重ねたなぁ…ということ。
年齢を重ねた分だけ、優しくなれたら良いんだけれど、
なかなか難しい。
より穏やかに
より慎ましく
暮らしや日々の仕事を続けたい。
夏
2019.08.10 Saturday
とても久しぶりの更新です。
ここしばらくは
職場環境を変えたこともあって、
新しい生活に慣れることを第一に
過ごしていました。
新しい日常に慣れたら、
絵のお仕事を最優先に据え、
ブログをはじめ、色々とやってこうと思っていたのですが
一向に日々は落ち着かず…
そうこうしている間に
ご紹介したい絵のお仕事もたまってきてしまったこともあり、
環境が落ち着くのを待つのは諦めて、
またマメに更新していきたいと思います。
上記のイラストレーションは、
nice things.さんの催しの告知に使って頂いております。
素敵なコンセプトの展示。
この夏は暑さに負けず、色々と出掛ける予定です。
春
2019.03.31 Sunday
先日は神奈川県の祖母の生家へ。
裏山にカタクリが群生しており、
毎年、この時期になると一般客向けに解放しているらしく
多くの方が訪れるとのこと。
ちょうど時期も良く、
たくさんの種類の花々が咲き誇っていて
とても綺麗でした。
さて、私ごととなりますが、
これまで副業として勤めていた近所の職場を離れ、
4月から福祉関連の仕事を週3日で始めることとなりました。
子ども達と関わるお仕事です。
今は、期待と気持ちを引き締める感覚とが
入り混じった状態です。
自分で決めたことではあるのですが、
4年以上の間、お世話になった職場を離れるのも寂しくて
(今日はこれから送別会。)
本当に有り難い環境で働かせてもらってきたな、と改めて。
もちろん、イラストレーターとして
より精進していく気持ちもありますので
引き続き応援・ご支援を頂けますと嬉しいです。
23歳の時にノートに記した、52歳を目標とする
「どんな人でも安心できる場所を創って、
そこからコンセプトを発信する」という夢。
その『どんな人でも安心できる場所』を
目指すための、小さくても具体的な一歩。
大切に歩みたいです。