毎日のらくがきや作品を中心に掲載中。
ボストン展

 



先日、上野の東京都美術館で開催されている
『ボストン美術館の至宝展』へ行ってきました。


どの作品も見応えがあって、非常に面白かったです。

展示が7章に分けて展開されているのですが
個人的には、3章の日本美術がお薦め。

印象的だったのは、
「風仙図屏風」や「松に鹿蝙蝠図屏風」。



…けれど、一番印象に残ったのは、
ちょうど同じペースで観覧していた
腰の曲がったおばあさんでした。

腰を曲げた状態だと
目線が絵画には届かないため、
作品の前で毎回背筋を伸ばしての鑑賞。


自分がおばあさんになった姿を想像した時に、
絵を描き続けていることは
簡単に思い浮かぶのですが
あんな風に腰の曲がった状態でも
積極的に外に出て学ぶ姿勢を保てるかな、
と自問自答。


これから年齢を重ねていく中で
身体的な衰えを始め
色んな制限を請け負うことがあっても、
それとは反対に
心はどんどん自由になっていけたら嬉しいなぁ、
そんなことを思いました。



今日も暑いけれど、
良い一日になりますように。











提案







上記の写真は、デンマーク留学時に
最後の展示で制作した作品なのですが、
今後、この
“実物大で描いた洋服イラストレーションを
家具や建物と組み合わせて1枚の作品にしたもの”を
仕事として展開させていきたいと考えています。


ディスプレイとして使っても面白いのですが、
できれば1枚の画像として意味を持たせていきたいです。


実物の洋服を並べたのとは違う
直線的な立体と、
イラストレーションでしか表現できない
ニュアンスを使って
視覚的に訴えかけられるものを模索しています。


平面と立体がごちゃ混ぜになって
面白い混乱が起こっていくようなものが目標。


具体的には、アパレルブランドのカタログやweb用の画像、
商業施設のフライヤーなどにご利用頂ければ
嬉しいです。


もし、お力添え頂ける方、
一緒に模索を楽しんで頂ける方いらっしゃいましたら
ご連絡頂けますと幸いです。



どうぞ宜しくお願いいたします。



















おだやかな暮らし





  


夏本番らしく暑い日々が続く中、
今年もやっぱり少しだけ夏バテしました。


胃痛で横になりながら
おおはた雄一の“おだやかな暮らし”を聞いたりしていて、
これはこれで良いかも…という気持ちになったり。


『両手に抱えられる位のものを
抱きしめるように生きていければ良い』
最近開いた
学生時代のらくがき帳に記されていた言葉。


この想いは今でも変わっていなくて、
この気持ちを絵にするとしたら
どんな表現をしようかな?
そんなことを考えています。



出来るだけ
せまく
小さく
急がずに。



一見つまらなく思えるようなものを
宝物として
抱きしめるように生きていたい。









(※絵は以前、お仕事で描かせて頂いたものです。)









転換





ここのところ
日頃とは違う環境に出向いているせいか
感情が動く日々が続いています。


これまでの自分を改めて振り返って、
自分の重ねてきた社会的な経験は
“粗さ”“乱雑さ”の目立つものだったなぁ…と
反省したりしています。


『純粋に心から動かされるものに従って生きていこう』
『心に残ったもの、なくならないもの、
ただそれだけを折り重ねていこう』
そう決心して暮らしてきた(つもりの)毎日。


学生から社会人に変わる中で、
自分の想いに固執するばかりで、
その想いを社会の中で守るための術や
その想いを維持・継続させていくための方法を
全く無視してきました。


具体的に表現すると、
社会の中で純粋な想いを守るための術は
お金との付き合い方で、
社会の中で純粋な想いを持続・継続させていくための方法は
ビジネス的な視点、です。


これまで、何とかやってこれたのは
自分の未熟さを受け止めて
助けてくれた人達の存在があったから。

このことは、本当に有り難いことだと感謝しています。


ビジネスという言葉だけで
“純粋な想いに濁りを与えるもの”という
勝手なイメージを抱いて
知る努力を怠ってきました。

そんな凝り固まった考えを
変えるきっかけを与えてくれたのは、
純粋な想いを維持しながら
それを守り、続けていくために
懸命に考え、働いている人達と出会えたこと。

その姿を、純粋で美しいなと思えた。



とても有り難くて、嬉しい交差。

生きていると、
色んな事が折り重なって
時折、面白い偶然が訪れたりするから
楽しい。



































らくがき









どうしようもなく下手で
無作法な部分があるとして


それを無理矢理に追いつめて
修正しようとするのではなくて


それも愛しいと感じられるような表現で
周囲に変化を促していきたい。




事実を経て、
それぞれの真実のまま
心を重ねられる日々を願う。























夏の日々



個人的に夏の暑さが苦手で
毎年7月〜8月は
著しく活動量が下がってしまいます。


今年は何とかしたいなぁと
食事を中心に体質改善!と思い立ち、
ここ一ヶ月は
冷たい飲み物に代わり、白湯や温かいお茶を飲んだり
玄米を炊いて野菜中心の献立を組んだりしています。


そのお陰か、例年に比べて
だいぶ身体が楽に過ごせています。


バランスの良い穏やかな食事は、
即効性はないけれど
じわりじわりと
身体をほっとさせてくれて
心身ともに喜んでいるのが分かります。


今年は夏も元気に過ごしたいな。
















マザーハウスカレッジ





先週、今週と都内で開催された
マザーハウスカレッジに参加してきました。

マザーハウスカレッジとは
途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念を掲げて
事業を展開しているマザーハウスさん主催の参加型講演会で、
「Warm Hart,Cool Head(熱い情熱と冷静な思考)」
を軸に開催されています。


今回はハフポスト日本版さんとの共同開催で
「『会社』はなくなってしまうのか?
多様化する働き方と、組織のかたち」
というテーマでの議論でした。

第一回目のゲストはサイボウズの青野慶久さん。
第二回目はDIAMOND ハーバード・ビジネス・レビューの
元編集長である岩佐文夫さんでした。



上記情報だけで見ると、個人的には
“なんだかとても難しそう…”と
躊躇してしまう部分があったのですが、
実際に参加してみた結果は、
本当に面白く充実した内容で
貴重な時間を過ごすことができました。

ゲストの方の生の声に励まされる場面が多々あり、
立場や経歴が違っていても
互いに共有できるものはたくさんあることが感じられて
とても嬉しかったです。

ここに書ききれない位に面白い話がたくさんあったのですが、
私の文章力では足りない…。

私のように、フリーランスで働いている人間や
ものづくりを仕事にしている人こそ、
視野を広げていく意味でも
こういう取り組みに参加したら楽しいかな、と思います。



参加した後、改めてお仕事を頑張りたいと、
気になっていたデザイン事務所さんに
イラストレーション持込みのための
コンタクトを取りました。

不思議とその直後に、
(コンタクトを取った会社とは別に)
お仕事のご依頼をトントンと3件頂いて
一連の流れに縁を感じたりしています。


とりあえず、お仕事のご依頼が嬉しい(!)です。

自分が本気で納得できて、
かつ互いが嬉しくなれるものを
描いていきたいです。
































新潮社「笹の舟で海をわたる」(角田光代 著/装幀 新潮社装幀部)






先日、新潮社さんから文庫本として発売された
角田光代さん著「笹の舟で海をわたる」の表紙絵を
担当させて頂きました。


戦後の時代を生きた女性の、幼少から60代までの人生の物語。
正反対の生き方を選んだ二人の女性が丁寧に描かれています。

昭和という時代の移り変わりを感じつつ、
なんとなく自身の母を照らし合わせながら

読み進めました。

平凡な女性の淡々とした話であるにも関わらず、
どんどん引き込まれ、
長編ですが短期間で読み終えてしまいました。

全体的に漂う閉塞感と女性独特の感情の繰り返しが
とても興味深かったです。




今回は書き下ろしの作品ではなく
以前に描いたものを使用して頂きましたが、
不思議と内容に沿った
イラストレーションになっているのではないかな、と。

母や祖母の影響で
クラシカルな洋服を好んで
描いてきた結果、
素敵な作品と縁が繋がり
非常に有り難いです。



この夏、是非お手元に置いて
読んでみてはいかがでしょうか。



























swim wear








先々週、先週といくつか展示を見て廻りました。

誰かの作品を見ると、手を動かしたくなります。

良い刺激を受けて、ぐんぐん描けそうな気持ちになります。


久しぶりの友人の展示鑑賞だったのですが、
作品がどんどん進化していて、
いつの間にか先へ遠くに進んで
私は置いてかれてしまっているような感覚。

ホームベーカリーにはまって
せっせとパン作りをしている場合ではないなぁ、なんて。


今は、とにかくたくさん描きたい気持ちでいます。

心地良い刺激をありがとう!


















Images of plants_ sunflower








10日目の植物イラストレーションは、向日葵。
これで最後のご紹介となります。

花言葉は
―—―“崇拝”
―—―“愛慕”
―—―“私はあなただけを見つめる”

なかには“あなたを幸福にする”という意味も。
大切な人に贈るお花としてはぴったりの言葉たち。





そして、今日の嬉しかったことは
地元に帰省したこと!です。

今の時期は、平野に水田が広がっていて
風景が気持ち良いです。

今日は曇りでしたが
晴れた日は水面に青空が映り
とても綺麗だったりもします。


友人宅に立ち寄った際に
ちびっこにお気に入りのミニカーを見せてもらえたのも
嬉しかったな。

























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