毎日のらくがきや作品を中心に掲載中。
花森安治の仕事




先日は、世田谷美術館で開催されている
「花森安治の仕事」展へ行ってきました。


かねてより花森安治さんの描くイラストレーションが好きなこともあり
今回の展示では多くの原画を鑑賞することができて
とても嬉しかったです。


展示内で特に印象に残ったのは後半の
『戦争中の暮しの記録』の一連の写真や言葉。

私自身にとって戦争は、映画や書籍、
遠くの国のニュースでしか知り得ない物事ですが
ふつうの生活者、庶民の方の暮らしに視点を置いた特集は
身近に感じられて、非常に興味深かったです。

“戦争”と聞いて思い出すのは
大学時代に通っていた絵画教室の先生の
「今の人は実際の戦争を知らないから簡単に戦争について考える」
という言葉。
小学生の時に東京大空襲を経験した先生。
その話をした時の、悲しそうな悔しそうな表情が忘れられません。

それと、デンマーク留学時に
別の学校に通っていた日本人の方から聞いた、
“戦争から逃れるために
留学制度を利用して北欧に来ているクラスメイトがいて
親しい人を戦争で亡くした経験をしている”という話。

同じ制度を利用した立場でも、国が違えば目的も背景も違う。
当時、ショックを受けた事実でした。


遠くに感じられる物事も、身近に感じると
共感が生まれて行動に繋がります。

正直なところ、現状は、問題意識を持ちつつも
日々の暮らしを守ることに精一杯で
具体的な行動が出来ていないという反省があります。

『女の人が幸せで、みんなにあったかい家庭があれば、
戦争は起こらなかったと思う』
という花森安治さんの言葉に、
ほっと許されたような気持ちになっています。

女性として出来る事、大切にしたいです。




























地球丸『天然生活』2017.5月号






現在、地球丸さんから発行中の『天然生活』5月号の
“主菜から考える副菜、朝と昼”のページのイラストを
担当させていただきました。


食べ物いっぱい描いています。


なるべく本物を描きたかったので、
出来るだけ料理を作って制作に当たりました。


ただ、制作期間中は食事を取る時間も惜しく、
描き終えたら次のモチーフを描きつつ
終わったモチーフの料理を片手で食べる、という
お行儀の悪いことをして進めていました。








栄養を大切にした美味しそうなレシピと記事がつまった特集。

おすすめです!














Sun Sea My 展





先週、代官山のcoccaで開催されていた
有田昌史さんのSun Sea My展へお邪魔してきました。

ご本人が「今回はとても素直な展示」とおっしゃていた通り
心にすっと入って、自然に内側に届くような
コレクションでした。

遠くまで突き抜けていく印象があるのに
ちゃんと繋がっているような感覚もあって、
作品から良い刺激をたくさん頂いて帰ってきました。

有田さんにはIID(世田谷ものづくり学校)の
受付アルバイトをしていた頃からお世話になっていて、
もう10年以上のお付き合い。

頻繁にお会いしている訳ではありませんが、
自分にとって必要なタイミングで現れて、
ぴったりのヒントを与えて下さる不思議な存在です。

もちろん大先輩として尊敬もしています。

この機会に、久しぶりに自分の作品を見て頂きました。

“人の心に寄り添うものを描くと良いよ”
今回の再会で印象に残った言葉。

本当にその通りで、
長い間、深く自分が願ってきたこと。
最近は少し忘れていました。

再会に感謝。




























ただ今、制作集中期間を送ってます。

昨日はちょっとだけ休憩。


ほうじ茶ラテとデンマークやデザインの話の後、
友人に招待してもらって(ありがとう!)
武道館でライブを楽しんできました。


今日からまた改めて、めいいっぱい描く日々。

せいいっぱい楽しんで描きます。












BENIR クリスマスカード





ウェディングシューズのブランドBENIRさんの
クリスマスカードのイラストレーションを
担当させて頂きました。
(やや時期外れのご紹介ですみません。)



背景色の水色はBENIRさんの
ブランドイメージカラーです。


裏面に使われている
シャーベットオレンジの発色もとても綺麗で
お気に入りのお仕事となりました。



素敵な縁が繋がって、とても嬉しいです。



お仕事を通じて人と出会うと
デザインももちろんですが
仕事の進め方や言葉の選び方、
コミュニケーションの取り方など
教えて頂くことがたくさん。



出会いと縁に、心より感謝しています。

























バターチキンカレー











リクエストを受けて作ったバターチキンカレー。

多めに作ったので、次の日は
水煮のお豆を追加していただきました。

やっぱりカレーは1日寝かせた方が美味しい。


クックパッドのレシピ(すごく簡単!)を参考にしたのですが
個人的には少し酸味が強かったです。

次回は、ホールトマトの量を少なめにして
煮込み時間を長くしてみようかな。

蓋を外して煮込むと
トマトとヨーグルトの酸味が抜けるらしいです。

あと、カレー粉で炒める時に、
時間をかけてしっかり炒めると良いらしい…。

ちなみにあまり辛いのは得意ではないので
鷹の爪は2本に減らしました。












特に料理が好きな訳ではないのですが
美味しいものを食べるのは大好きなので
日々、自分なりに工夫して自炊してます。








服飾とテキスタイル




小学校の頃に夢見たのは“服飾デザイナーになること”。


今振り返ると、
母が若い頃に洋服を学んでいたことに
影響を受けていたんだろうなと思います。


当時、色鉛筆を使って洋服の色柄の組み合わせを
何通りも繰り返し試していた記憶があります。


高校受験時には
その後の進学を考えて担任の先生から
普通科の受験を進めれられたものの、
“服飾の勉強がしたい!”と家政科へ。


この頃には、布の絵柄を眺めることが趣味となっており
祖母から着物などの古布をもらって集めていました。


そうして、そのまま家政系の大学に進学。
服飾を本格的に学ぶうちに
徐々にテキスタイルデザインへ興味が向かうようになり、
専門的な知識を身につけたいと
独学でTES(繊維製品品質管理士)の資格を取得したり
個人で京都の自然染織の工場を訪れたりと、勉強に励みました。



卒業後は、下着等のレースデザイン会社へ就職。

早々に退職してしまいましたが、
その後も、職場で出会ったテキスタイルデザイナーさんの影響で
北欧のテキスタイルデザインに興味を持つようになったり、
江戸小紋をはじめとする各地の職人さんに個人的に会いに行ったりと
引き続きテキスタイルに関心を持ち続けていました。



そうして25歳を迎えた頃、
今後、イラストレーションを学ぶのか
もう一度テキスタイルの道を選ぶのか検討した末、
テキスタイルや服飾からは距離を置きました。



幼い頃の夢こそ叶いませんでしたが
今は、その服飾の専門知識が
私のイラストレーションに個性を与えてくれたんだと
感謝しています。


これからも
様々な人や物事に出会い、感動しながら
面白いもの、本当のもの、美しいものを
創造していけたらとても嬉しいです。



もし、
服飾に特化したイラストレーションが必要な際には
是非思い出してお声掛けいただけますと幸いです。


今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。









マリメッコ展
   



友人からチケットを譲ってもらったこともあって
bunkamuraで開催されているマリメッコ展へ行ってきました。


過去にはテキスタイルデザイナーを目指していた時期もあり
今でもテキスタイルは大好きです。


展示の中で特に印象に残ったのは、
マリメッコ初の正社員デザイナーである
ヴォッコ・ヌルメスニエミさんのインタビュー映像の
「デザイナーはデザインをするのであって流行を追うのではない」
という言葉。


すごく理想的な姿勢だな、と。


ファッションって実は流行色が約2年前に決まっていたり、
トレンドは約1年半前などに打ち出されていたりと
意図されたものを追う部分があるのですが、
流行やトレンドに頼らずに
デザインの力だけを信じて製品を打ち出すことは
とても勇気のいることなのではないかなと考えています。


ファッションの流行の作られ方については
私が学生時代に服飾を勉強していた頃の話なので、
今はきっとWEB環境や購買意識の変化に伴って
だいぶ違ってきてるだろうなと予想しているのですが、
それでも“純粋にデザイナーがデザインできる環境”って
自由で素晴らしい。


きっと北欧の“個人を尊重する風土”が根本にあるのかな、
なんて想像しています。


私は、半年間という短い留学期間でしか北欧を知りませんが
安易に物事をジャッジせずに個人を尊重してもらえる、という安心感が
自由で思い切りの良い創作活動に繋がっていました。


改めて、北欧もマリメッコもテキスタイルも大好きだと再認識。








展示後は、友人と食事へ。
バレンタインが近いということで
可愛いチョコレートを贈ってくれました。


ありがとう〜

今日もあたたかな良い日!です。







































HP更新のお知らせ






HPの作品画像を更新しました。

新作いろいろ。
どうぞよろしくお願いいたします!











歓び







これまで描いてきたもの。

これから描いていきたいもの。

数えきれないほど、たくさん。



生かされている今日を

ただただ全うして

命を歓びたい。















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第11~13期修了
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