毎日のらくがきや作品を中心に掲載中。
新潮社「クローゼット」(千早茜 著/装幀 新潮社装幀部)






先日、新潮社さんから発行された

千早茜さん著「クローゼット」のイラストレーションを
担当させて頂きました。

こちらは以前描いた作品の
背景色とレース部分のデザインを変えて
描き直したものになります。

中扉は、
レースの一部を抽出して加工したものを
シルバーで印刷。
新潮社装幀部さんから頂いたご提案だったのですが、
自分では想像しない仕上りに
とても感動しています。




(↑日頃、レースを描く場合には下書きなく進めるのですが
今回は元絵があったので鉛筆でラフを…)



お話には
18世紀から現代までの1万点以上の洋服が眠る美術館や
洋服補修士という職業の女性などが登場し、
洋服にまつわるエピソードがたくさん出てきます。
これらが驚くくらい、自分が学生時代から服飾を学んできた中で
印象に残ってきたことと一致していて
とても不思議でした。

学生時代、大好きだった西洋服飾史。
レースに関する記述、
特にもともと男性もレースを身につけていたこと。
ココ・シャネルやピアノ・レッスン。
アンティークの洋服への敬意。
(私自身、アメリカやヨーロッパのヴィンテージ洋品を扱うお店で
働いていた時期もあり、共感する文章がたくさんありました。)

「なおせない傷みに寄りそって
わたしたちはここで生きていく—」
帯に記された言葉。

こちらの作品のイラストレーションを担当することが出来て、
本当に有り難かったです。

是非、書店等にて宜しくお願いいたします。







そして、話が変わりますが、
先日、横浜美術館で石内都さんの写真展「肌理と写真」を
鑑賞してきました。

去年の夏、営業で訪れた先で
参考にすると良いと教えて頂いた写真家さん。
とてもとても美しかったです。

展示内にあった
「遺されたものたちは過去になれず、
未来へと繋がっていく。」
の言葉が印象的でした。


とりあえず、もっと絵が上手くなりたいです。
伝わるものが描けるようになりますように。



















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