毎日のらくがきや作品を中心に掲載中。
七緒 Vol.54 特集「新しい“麻”の手帖」中扉
2018.06.21 Thursday
プレジデント社さんから
季刊発行されている着物雑誌「七緒」Vol.54の特集、
“新しい「麻」の手帖”の扉絵を担当させて頂きました。
個人的に
着物に関係するお仕事をすることが
一つの夢でもあったので、
非常に嬉しいご依頼でした。
(ご依頼、ありがとうございました!)
というのも、
初めて勤めたレースのデザイン会社を辞めた後、
もう一度テキスタイルデザイナーを目指すのか
絵を本格的に学ぶのか迷っていた時期があり、
自然染織の生地を制作している会社へ
京都まで出向いて工房を見学させて頂いたり、
江戸小紋の職人さんに弟子入りも考えた上で会いに行ったり、
草木染めの職人さんの作品に触れるため軽井沢を訪れたり、
…といったことをしていたので、
(どちらも着物の生地を制作している方々でした。)
今でも、着物そして生地は大好きなのです。
今回の誌面は夏に向けての「麻」特集。
うっとりする位に美しく繊細で、でも素朴さもある生地がたくさん。
文章に出てくる日本語も趣があって、素敵です。
是非、書店等で
お手に取って頂けますと幸いです。
(↓ちなみに、こちらは採用にならなかった他の色案です。
せっかくなので掲載。)
nice things.6月号・7月号POP用イラスト
2018.06.14 Thursday
ライフスタイル誌「nice things.」
書店用POPの6月号と7月号の
イラストレーションとなります。
7月号の風景は、
旅先で撮った写真を参考にしたのですが、
なんとなく
地元で一番大好きな場所の景色に似ています。
風が心地よく吹いて、
空が大きく広がって、
色々な種類の緑が見られる場所。
毎年、今の季節は
地元に帰りたくなります。
そして、6月号は
「おいしい、が巡る」の特集に合わせた
イラストレーション。
食べ物のご依頼は、
取材にかこつけて
素敵なお店でおいしい料理が食べられるので
とても楽しいお仕事!です。
参考資料にした“ブイヤベース”
すごく美味しかったなぁ。
これからも、
日常の幸せを描き続けられますように。
サンキュ!6月号「今月の深堀りッ」挿絵
2018.06.07 Thursday
ベネッセコーポレーションさんから発行されている
生活情報誌「サンキュ!」“今月の深堀りッ”というコーナーの
挿絵を6月号より担当させて頂くことになりました。
毎月、様々な企業の商品開発の裏話を紹介する
連載ページです。
(連載のお仕事、とても嬉しい・有り難いです!)
6月号はエバラさんと東京電力エナジーパートナーさんでした。
便利で新しいサービスや商品、そしてその開発までの裏話など
興味深い内容が分かりやすく紹介されていますので
是非、じっくり読んで頂けると嬉しいです。
個人的には
月々、様々なモチーフを描くことが出来るので
楽しみながら進めています。
現在、書店では7月号が発売中。
是非ぜひ宜しくお願いいたします。
5月末日
2018.05.31 Thursday
やや久しぶりの更新です。
ここ最近は、
なかなか頑張ってお仕事の絵を描いていました。
ちょっとだけ区切りがついたので
今日は一日中、大そうじ。
窓をピカピカにしたり、
毛布やクッションなどの大きいものを洗濯したり、
玄関を解放して風を通したり…。
部屋の空気が凛と澄んで、
とても気持ち良いです。
また、明日から改めて描く日々。
良い絵が描けそうな気がします。
nice things.4月号・5月号POP用イラスト
2018.04.15 Sunday
昨年の終わりから担当させて頂いている
ライフスタイル誌「nice things.」
書店用POPの4月号と5月号の
イラストレーションです。
現在発売中の特集は“BOOK STORES”。
各地の素敵な本屋さんがたくさん掲載されています。
誌面で紹介されているような
小さな、でもこだわりを感じる本屋さんの
WEBサイトを覗くと、
自分の知らない分野の
面白そうな本に出会えてワクワクします。
(以前、titleさんのサイトで紹介されていた
「性食考」という本を思わず買ってしまった経験あり。)
各々実店舗も魅力的なので
直接訪れてみたいなぁと、想いが膨らみます。
花粉症もやっと落ち着いたところ。
色々出掛けようと思います!
東京急行電鉄株式会社「SALUS」4月号挿絵
2018.04.08 Sunday
東急沿線のフリーマガジン『SALUS』4月号の
インテリア特集の中扉と挿絵を担当させて頂きました。
3月20日発行ですので、
現在も東急沿線上の各駅にて
手に取ることが出来るかと思います。
特集は“帰りたくなる部屋づくり”。
インテリアや収納の著書で有名な川上ユキさんによる
部屋づくりのイロハが紹介されています。
個人的には、ベットルームについてのまとめが
参考になりました。
ちなみに中扉のイラストレーションは、
デンマーク留学時代に撮った写真を参考に描きました。
綺麗な蛍光ピンクに近い色の夕暮れ。
ほっとする空気が伝われば良いな。
子どもの頃は
家の見取り図を描くのも大好きで
TV番組“渡辺篤史の建もの探訪”を楽しみにしていたことなども
制作しながら思い出しました。
とても楽しいお仕事でした。
素敵なご縁に感謝したいです。
毎日新聞出版「働く女の品格」(戸田久実 著/装幀 坂川朱音 )
2018.04.01 Sunday
やや時間差のご紹介となりますが、
1月に毎日新聞出版さんから発行された
「働く女の品格 ー30歳から伸びる50のルールー 」の
帯に添えるイラストレーションを担当させて頂きました。
お菓子のパッケージのようで綺麗な装幀。
このパンプスのイラストレーションは
自分が本格的にイラストレーターとして活動する以前の作品で、
今回お話を頂いた際に
過去の自分に「良かったね!」と伝えてあげたい気持ちになりました。
当時は、とにかく絵が上手くなりたいの一心で(今もかな…)
イラストレーターとして仕事をする決意もなく、
けれど真剣に向き合って描いていました。
時が経って、
こんな嬉しい巡り合わせもあるんだな、と
有り難く思っています。
本の内容は、
“柔らかく、しなやかに、
何歳になっても能力も魅力も伸びていくため”の
50のルールが紹介されています。
日常の中で
意外と身に付いていない、
けれど習慣にしたら素敵なふるまいについて
教えてもらえる、そんな本です。
書店、WEBにて
どうぞ宜しくお願いいたします。
お薦めです。
東京創元社「わたしの忘れ物」(乾ルカ 著/装幀 鈴木久美)
2018.03.18 Sunday
先日、東京創元社さんから発行された
乾ルカさん著の「わたしの忘れ物」の
表紙絵を担当させていただきました。
装幀は鈴木久美さんです。
大学の学生部から半ば無理矢理に紹介された
忘れ物センターでのアルバイトをすることとなった
女の子が主人公のお話です。
忘れ物の多くは、他愛のない物ばかり。
そんな一見なんでもない忘れ物を
引き取りにくる人々や
職場の先輩達との交流を重ねながら、
少しずつ心情が変化していく主人公。
淡々としていて
全体的に浮遊感のある物語。
読了後はとても優しい気持ちになりました。
ちょうど今の時期、
春の小雨が降る中で読むには
ぴったりの小説ではないかな、と。
お仕事として、心優しいお話に
絵を添えることができて幸せでした。
現在、本屋さんの新刊コーナーで
並んでいますので
是非お手に取って頂けますと嬉しいです。
余談ですが、
今回こちらの編集者さんが
同じ中学校出身の方で
個人的にすごくビックリ、
そして嬉しい偶然でした!
海竜社「ひとり暮らしのシンプル家事」(阿部絢子 著/装幀 tobufune)
2018.03.08 Thursday
海竜社さん発行「ひとり暮らしのシンプル家事」の
イラストを担当させて頂きました。
表紙は、挿絵用に描いたモノクロ画を一面に並べ
レイアウトを組み直したものとなります。
ピンクが可愛らしくてお気に入りです。
春の訪れを感じるような桜色が嬉しい。
家事の手間を減らしつつ
「キレイ・快適・気持ちいい」を実感できるような、
家事のしくみと、その味方となる家事道具がまとめられた一冊。
内容がとてもシンプルで文章も親しみやすく、
いくつか私も日常の中で実践したり
紹介されている家事道具を取り入れたりしています。
一例としては、挿絵の見本にと頂いた
紀伊国屋のジッパー付きのポリ袋が便利でおすすめです。
(長方形なので余分なゆとりが出来ず、
つまみのおかげで開け締めの際に手間取ることがない!のです。)
タイトルには“ひとり暮らしの…”と入っておりますが、
ひとり暮らしでなくても参考になる方法や道具が
たくさん紹介されておりますので、
家事をシンプルにより快適にしたい方をはじめ
どんな人でも参考になるかと思います。
書店やwebにて
ぜひお手に取って頂けますと幸いです。
新潮社「クローゼット」(千早茜 著/装幀 新潮社装幀部)
2018.02.26 Monday
先日、新潮社さんから発行された
千早茜さん著「クローゼット」のイラストレーションを
担当させて頂きました。
こちらは以前描いた作品の
背景色とレース部分のデザインを変えて
描き直したものになります。
中扉は、
レースの一部を抽出して加工したものを
シルバーで印刷。
新潮社装幀部さんから頂いたご提案だったのですが、
自分では想像しない仕上りに
とても感動しています。
(↑日頃、レースを描く場合には下書きなく進めるのですが
今回は元絵があったので鉛筆でラフを…)
お話には
18世紀から現代までの1万点以上の洋服が眠る美術館や
洋服補修士という職業の女性などが登場し、
洋服にまつわるエピソードがたくさん出てきます。
これらが驚くくらい、自分が学生時代から服飾を学んできた中で
印象に残ってきたことと一致していて
とても不思議でした。
学生時代、大好きだった西洋服飾史。
レースに関する記述、
特にもともと男性もレースを身につけていたこと。
ココ・シャネルやピアノ・レッスン。
アンティークの洋服への敬意。
(私自身、アメリカやヨーロッパのヴィンテージ洋品を扱うお店で
働いていた時期もあり、共感する文章がたくさんありました。)
「なおせない傷みに寄りそって
わたしたちはここで生きていく—」
帯に記された言葉。
こちらの作品のイラストレーションを担当することが出来て、
本当に有り難かったです。
是非、書店等にて宜しくお願いいたします。
そして、話が変わりますが、
先日、横浜美術館で石内都さんの写真展「肌理と写真」を
鑑賞してきました。
去年の夏、営業で訪れた先で
参考にすると良いと教えて頂いた写真家さん。
とてもとても美しかったです。
展示内にあった
「遺されたものたちは過去になれず、
未来へと繋がっていく。」
の言葉が印象的でした。
とりあえず、もっと絵が上手くなりたいです。
伝わるものが描けるようになりますように。