毎日のらくがきや作品を中心に掲載中。
絵について






2107年が始まって11日。


今年はどんな一年になるだろう。
今年はどんな一年にしようかな。


定期的に考える絵との向き合い方。
(以下、文章がとても長くなります。注意!)


私にとっての絵は掛け値のないもの。
子どもの頃からずっと
誰のためでも、何のためでもなく描いてきました。

あえて言うなら、
自分の言葉にできない感情を吐き出すための手段でした。

その自覚があったからこそ、一度も「絵を仕事にしよう」とは
考えたことはありませんでした。

人からの評価も気にしたこともなく、
外側からの要因に振り回されることのない
自分だけのものでした。


20歳の時に
人生を白紙に戻されるように感じる大きな出来事があって
ご飯も食べれず、眠ることもできずに過ごす中、
ただただ漠然と「絵が描きたい」と思いました。

精神的に不安定な中、悲しい事実を忘れられたのは
絵を描いている時だけでした。

当時、通っていた絵画教室で
自分自身を忘れるくらいに集中して
デッサンしていたことを思い出します。


悲しい出来事から一年後、ふと浮かんだ物語。
自分の経験を反映させたストーリーを
いつか形にして発表したいという想いが生まれました。

23歳の時に働いていた場所でその話をしたところ、
一度、今の力で表現してみるように勧められました。

その時に制作した作品は
一人にしか見せたことはありませんが、
「絵が下手過ぎて伝わらない。
伝えたいならどうすれば人に抵抗なく伝わるのか、
その力をつけた方が良い。」
との助言をいただきました。


その言葉を受けて、
落ち着きを取り戻した25歳の頃から
プロとして通用するような力をつけたい、と
イラストレーター青山塾という教室で
イラストレーションを学び始めました。

「人に見てもらうための絵」の勉強は
想像していたよりも難しくて、楽しいものでした。


30歳時にはデンマークへ半年間留学もしました。

グラフィックデザインを専攻しましたが
これはオマケみたいなもので、
留学は「海外で生活を含めて学ぶ」という
子どもの頃からの夢を叶えるためでした。

この留学はとても楽しく、自由で幸せな経験となりました。
この時にも、コミュニケーションを取る手段として
絵にはたくさん助けられました。


それから兄の助けを受けて
31歳でイラストレーターとして本格的に活動を開始。

ここでも、
「プロになりたい」とか「イラストレーターになりたい」などという
職業に対する覚悟や憧れの気持ちはなく、ただただ
「絵が上手くなりたい、人に伝わる表現がしたい。」
その想いだけでした。


現在、
絵の仕事をさせていただく中で、
一番有り難いと感じるのは人との出会いです。

私の絵の表現の中にあるものを
上手に汲み取って生かしてくれる方々と
たくさん出会うことができたこと、
そして、お仕事を通じて
多くの人に絵を見ていただく過程で
自身の想いが昇華していくように感じられること、
感謝してもしきれないくらい幸せに思っています。


今でも私にとって絵を描くことは
掛け値のないもの。
その姿勢は仕事として正しいのか分かりません。

でも、それが自分にとって真実なら
大切にしていきたいです。


まだまだ迷うことばかりですが、
これからも絵を通じて
たくさんの歓びと幸せに出会えることを
願っています。


今年もどうぞ宜しくお願いいたします。


























今年もありがとうございました。



2016年も残り1日。

今年は前半と後半で
時間や感覚が全く異なった一年でした。

特に、11月から12月にかけては
予期せず心が動く日々。

たくさんのことを思い出しました。


そんな日々の中、とても久しぶりに
他者の存在を曇りなく信じることが
できたように感じています。
(文章にすると陳腐になってしまいますが…。)

多くに気づかせて頂いたことに心から感謝しています。
 
迷いなく信じていた強さを思い出して
生きていけたら良いな、と。

出会って下さってありがとうございました。



::::::::::::::::::::::::::::::



今年も何かとお世話になりました皆様方、
本当にありがとうございました。

来るべき新しい年が皆様にとって、
佳き年となりますように…























&childクリスマストーナメント







『子どもと家族に。いいモノ、いいコト。』
群馬県館林市にある素敵なおもちゃ屋さん、AND CHILDさん。


AND CHILDさんオリジナルオーナメントの
彫刻部分のデザインを担当させていただきました。

木のモチーフに彫刻模様を施して、
スワロフスキー製のクリスタルを中心部に配したオーナメントです。

クリスマスらしくツリーにつるしても素敵ですし、
そのまま単体で壁に飾っても綺麗です。


AND CHILDさんのHPから購入もできます。
是非ぜひ宜しくお願いいたします。


たくさんの人に愛されるように
願っています。





     


















角川書店「文芸カドカワ」“テーラー伊三郎”扉絵



角川書店さんから毎月10日配信されている「文芸カドカワ」にて
12月号より新連載の「テーラー伊三郎」の扉絵を
担当させて頂きました。
(川瀬七緒 著/鈴木成一デザイン室 デザイン)


個人的に大好きな時代の大好きなモチーフを描けて幸せでした。

これからの展開が気になる風変わりなお話。
現在配信中です。
是非!














ROCKET企画展「IN MY MODE」終了




表参道のギャラリースペースROCKETにて
今月13日まで開催されていた
ROCKET企画展「IN MY MODE」、
無事に終了しました。


暑い中
お越し下さった方、ありがとうございました!


久しぶりに販売させて頂いたzineも
自分で予想していたよりも動きがあり、
とても嬉しい結果となりました!


手作りのzineが売れると、
確実に受取り手の方に届いている感覚があって
励みになります。


素敵な縁と出会いに感謝して

今日も描きます。


















ROCKET企画展「IN MY MODE」







表参道ヒルズ同潤館にある
ギャラリースペースROCKETにて
明日から開催される

ROCKET企画展「IN MY MODE」に参加します。


イラストレーター50名が、
モードを自由に表現したらどんな作品になるのか?

モードをテーマにしたイラスト作品によるグループ展です。


原画は1枚だけの展示となりますが、
久しぶりにZINEを販売しています。
(最近の作品をまとめた新しいZINEも置いてあります。)


たくさんのイラストレーターの作品が
一度に見る事のできる貴重な展示です。

是非、お誘い合わせの上、お越しください!


(※在郎はしておりません。)










幻冬社「わたしの神様」装丁画 (小島慶子 著/装幀 高橋雅之)




幻冬社さん発行の「わたしの神様」(小島慶子 著/装幀 高橋雅之)
文庫本の装丁に作品を使って頂きました。



元TBSアナウンサーで、現在エッセイスト、タレントとして活躍中の
小島慶子さんの初めての小説。

女子アナを主人公にした物語は、読んでいて
切り込んだ視点に何度かくらくらしました。



過去に展示のために制作したイラストレーション
こうやって本となって店頭に並べられているのを見ると
とても嬉しいです。
今回、お声掛け頂けてとても光栄でした。
ありがとうございました!



是非、書店にてお手に取って頂けますと幸いです。
















地球丸『天然生活』2016.7月号





地球丸さんから発行されている『天然生活』7月号での
“パンと野菜料理”の特集で扉絵を担当させて頂きました。


資料集めのために、近くのビストロに行ったり
野菜が綺麗に見える(といいな、の)料理を作ったり
楽しみながら描いた絵です。


↓下の写真は、いくつかラフ案を出すために用意したお料理。

見た目の綺麗さだけで作った
レモンとズッキーニと鶏肉の炒め物が
思いのほか美味しかったです。


























宝島社『リンネル』2016.4月号











宝島社さんから発行されている『リンネル』4月号の
“春の食卓を楽しむ新習慣”のページで描かせていただいた
春の野草です。


とても可愛らしく使って頂けて
嬉しいお仕事でした。


ここ数年、香りと苦みがおいしくて
春には毎年うどを食べてます。












ベネッセ・進研ゼミ高校講座『高1My Vision』2月号









進研ゼミ高校講座の『高1My Vision』2月号の
“16歳の新視点”という記事内で描かせて頂いた挿絵です。



海外でイキイキと働いている日本人のインタビュー記事に寄せて
各国の朝食をイラストで紹介しています。



描いた中で一番食べてみたいのは、中国の朝食。
お粥や点心、豆乳のスープなど美味しそうだな〜と
思いながら描いてました。



ちなみに半年間滞在したデンマークの朝食は
パンにスライスしたチーズやパプリカ、きゅうり、ハムなどをのせて
自由につくるサンドイッチと、カットされたフルーツ、
グラノーラとヨーグルトが定番でした。

時々用意されている、ミルク粥が嬉しかったのを覚えています。

(ミルク粥は、ミルクで炊いた甘いお粥にバターの固まりを落として
シナモンをふりかけて食べる、北欧定番のクリスマス料理です。)


















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イラストレーション青山塾
第11~13期修了
埼玉県越谷市在住
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