毎日のらくがきや作品を中心に掲載中。
花森安治の仕事




先日は、世田谷美術館で開催されている
「花森安治の仕事」展へ行ってきました。


かねてより花森安治さんの描くイラストレーションが好きなこともあり
今回の展示では多くの原画を鑑賞することができて
とても嬉しかったです。


展示内で特に印象に残ったのは後半の
『戦争中の暮しの記録』の一連の写真や言葉。

私自身にとって戦争は、映画や書籍、
遠くの国のニュースでしか知り得ない物事ですが
ふつうの生活者、庶民の方の暮らしに視点を置いた特集は
身近に感じられて、非常に興味深かったです。

“戦争”と聞いて思い出すのは
大学時代に通っていた絵画教室の先生の
「今の人は実際の戦争を知らないから簡単に戦争について考える」
という言葉。
小学生の時に東京大空襲を経験した先生。
その話をした時の、悲しそうな悔しそうな表情が忘れられません。

それと、デンマーク留学時に
別の学校に通っていた日本人の方から聞いた、
“戦争から逃れるために
留学制度を利用して北欧に来ているクラスメイトがいて
親しい人を戦争で亡くした経験をしている”という話。

同じ制度を利用した立場でも、国が違えば目的も背景も違う。
当時、ショックを受けた事実でした。


遠くに感じられる物事も、身近に感じると
共感が生まれて行動に繋がります。

正直なところ、現状は、問題意識を持ちつつも
日々の暮らしを守ることに精一杯で
具体的な行動が出来ていないという反省があります。

『女の人が幸せで、みんなにあったかい家庭があれば、
戦争は起こらなかったと思う』
という花森安治さんの言葉に、
ほっと許されたような気持ちになっています。

女性として出来る事、大切にしたいです。




























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