毎日のらくがきや作品を中心に掲載中。
東京創元社「わたしの忘れ物」(乾ルカ 著/装幀 鈴木久美)







先日、東京創元社さんから発行された
乾ルカさん著の「わたしの忘れ物」の
表紙絵を担当させていただきました。
装幀は鈴木久美さんです。


大学の学生部から半ば無理矢理に紹介された
忘れ物センターでのアルバイトをすることとなった
女の子が主人公のお話です。

忘れ物の多くは、他愛のない物ばかり。
そんな一見なんでもない忘れ物を
引き取りにくる人々や
職場の先輩達との交流を重ねながら、
少しずつ心情が変化していく主人公。

淡々としていて
全体的に浮遊感のある物語。
読了後はとても優しい気持ちになりました。

ちょうど今の時期、
春の小雨が降る中で読むには
ぴったりの小説ではないかな、と。

お仕事として、心優しいお話に
絵を添えることができて幸せでした。

現在、本屋さんの新刊コーナーで
並んでいますので
是非お手に取って頂けますと嬉しいです。



余談ですが、
今回こちらの編集者さんが
同じ中学校出身の方で
個人的にすごくビックリ、
そして嬉しい偶然でした!



















海竜社「ひとり暮らしのシンプル家事」(阿部絢子 著/装幀 tobufune)






海竜社さん発行「ひとり暮らしのシンプル家事」の
イラストを担当させて頂きました。

表紙は、挿絵用に描いたモノクロ画を一面に並べ
レイアウトを組み直したものとなります。

ピンクが可愛らしくてお気に入りです。
春の訪れを感じるような桜色が嬉しい。


家事の手間を減らしつつ
「キレイ・快適・気持ちいい」を実感できるような、
家事のしくみと、その味方となる家事道具がまとめられた一冊。

内容がとてもシンプルで文章も親しみやすく、
いくつか私も日常の中で実践したり
紹介されている家事道具を取り入れたりしています。






一例としては、挿絵の見本にと頂いた
紀伊国屋のジッパー付きのポリ袋が便利でおすすめです。
(長方形なので余分なゆとりが出来ず、
つまみのおかげで開け締めの際に手間取ることがない!のです。)


タイトルには“ひとり暮らしの…”と入っておりますが、
ひとり暮らしでなくても参考になる方法や道具が
たくさん紹介されておりますので、
家事をシンプルにより快適にしたい方をはじめ
どんな人でも参考になるかと思います。

書店やwebにて
ぜひお手に取って頂けますと幸いです。






新潮社「クローゼット」(千早茜 著/装幀 新潮社装幀部)






先日、新潮社さんから発行された

千早茜さん著「クローゼット」のイラストレーションを
担当させて頂きました。

こちらは以前描いた作品の
背景色とレース部分のデザインを変えて
描き直したものになります。

中扉は、
レースの一部を抽出して加工したものを
シルバーで印刷。
新潮社装幀部さんから頂いたご提案だったのですが、
自分では想像しない仕上りに
とても感動しています。




(↑日頃、レースを描く場合には下書きなく進めるのですが
今回は元絵があったので鉛筆でラフを…)



お話には
18世紀から現代までの1万点以上の洋服が眠る美術館や
洋服補修士という職業の女性などが登場し、
洋服にまつわるエピソードがたくさん出てきます。
これらが驚くくらい、自分が学生時代から服飾を学んできた中で
印象に残ってきたことと一致していて
とても不思議でした。

学生時代、大好きだった西洋服飾史。
レースに関する記述、
特にもともと男性もレースを身につけていたこと。
ココ・シャネルやピアノ・レッスン。
アンティークの洋服への敬意。
(私自身、アメリカやヨーロッパのヴィンテージ洋品を扱うお店で
働いていた時期もあり、共感する文章がたくさんありました。)

「なおせない傷みに寄りそって
わたしたちはここで生きていく—」
帯に記された言葉。

こちらの作品のイラストレーションを担当することが出来て、
本当に有り難かったです。

是非、書店等にて宜しくお願いいたします。







そして、話が変わりますが、
先日、横浜美術館で石内都さんの写真展「肌理と写真」を
鑑賞してきました。

去年の夏、営業で訪れた先で
参考にすると良いと教えて頂いた写真家さん。
とてもとても美しかったです。

展示内にあった
「遺されたものたちは過去になれず、
未来へと繋がっていく。」
の言葉が印象的でした。


とりあえず、もっと絵が上手くなりたいです。
伝わるものが描けるようになりますように。



















天然生活ブックス「小さな暮らしのはじめ方」挿絵









天然生活ブックスさん発行
小さな暮らしのはじめ」の
“自分らしく暮らすために手放したもの、その理由”のページに
イラストを使って頂いています。

こちらは、
既刊の“天然生活”で使用頂いた作品の再掲載となります。

柔らかい背景色に
少しイビツに切り抜かれたイラストたち。

当時、緊張しながらも
一生懸命制作に取り組んだ作品なので
再掲載がとても嬉しい!…です。

日々をすっきりと気持ちよく暮らすための
ヒントがたくさん詰まった本です。
こういった本に触れると、
改めて日常を大切にしようと思えます。

是非、オンライン・書店にて
宜しくお願いいたします。







↑は私の今日のおやつ。
ここのところ、休みなく働いている自分へのご褒美。

以前から気になっていた
田原町のレモンパイ、やっと食べられました!

レモン系のケーキが大好きなんですが
メレンゲの甘さとレモンクリームの強めの酸味、
サクサクのパイがぴったりで
美味しかったです。
また買いに行こう。








nice things.2月号・3月号POP用イラスト






昨年の秋から担当させて頂いている
ライフスタイル誌「nice things.」の
書店用POPの2月号と3月号の
イラストレーションです。


毎月、誌面の特集内容に合わせつつ
自由度の高い制作をさせて頂いておりまして
とても楽しい・ありがたいお仕事です。


添えてある詩のような文章も
自然でとても素敵なんです。


雑誌そのものも、写真が美しく、
特集で紹介されている人々やお店、企業、取り組み等も
非常に魅力的です。


是非ぜひ、書店やオンラインショップにて
一度触れてみて下さい。












2018年




やっと今年最初のブログ更新です。


だいぶ遅れての新年のご挨拶となりますが、
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。


年始は年賀状が届くこともあって
しばらく会えていない
大好きな友人・知人を思い出しては、
会いたいな、たくさん話をしたいな、
何より一緒にお茶でも飲みつつ
取り留めのない時間を過ごしたいなぁ、
なんて考えながら毎日を過ごしていました。


中には不義理をしてしまっている方も
いらっしゃるかもしれませんが、
一緒に過ごした時間を思い出しては
(勝手に)励まされたりもしてます。


みんな、
どうしているかなー。


また時が巡って
良いタイミングで再会をして
何でも無い話が出来たら嬉しいな、
…なんて。


ここの文章を読んでいてくれているかは分かりませんが、
お互いに
時々は思い切り気持ちを緩めたり、
素直にどうしようもない気持ちを表現したりしながら、
それでも朗らかな日々になるよう
工夫して過ごしていけたら良いね。

と、出しそびれた年賀状代わりのメッセージ。
(今年は寒中見舞いも間に合いません…。
申し訳ないです。)


私は今日も変わらず絵を描いています。


みんな、
それぞれの日々を
それぞれに全うしていてくれたら幸せ。


















May you have a warm,joyful Christmas this year.




国内外の作家を取り扱うアーティスト・エージェント

art liaison」さんの
グリーティングカードのイラストレーションを
担当させていただきました。

やや大人っぽい雰囲気のクリスマスリースです。

ご縁に感謝。









クリスマスまで残り一週間。

大切な人、
どんな人も皆、
穏やかなあたたかい場所で
安らかに優しい気持ちで
過ごしていてくれますように。

願いが遠くまで
届きますように。











nice things.1月号POP用イラスト





先月に引き続き
ミディアムさんから発行されている

ライフスタイル誌『nice things.』の
書店用POPのイラストレーションを担当させて頂きました。



今月は“部屋を作る物語”とのことで、
以前留学していたデンマークの寮をモデルに描きました。

実際の部屋は、
もっとごちゃごちゃしていて
それぞれ個性的。

授業で制作したものなども飾られていて、
部屋自体が作品のようで面白かったな。



今月のnicethingsさんも
とても素敵な内容です。
是非ぜひ、書店・webにて
お買い求めください。



















祖母の作品





先月の話になりますが、
祖母に会うために4ヶ月ぶりに地元へ帰省しました。


102歳になる祖母は、
施設に入所しているものの
とても元気で
今の目標は二度目の東京オリンピックを見ること。











訪問時、
祖母が記憶だけを辿って描いたお花の絵を見せてくれました。

白椿に、鉄線(クレマチス)、梅の花、蛍袋…

どれも特徴をとらえていて、素朴で可愛い。

個人的には
祖母のような年齢の重ね方が理想。

祖母と一緒に観覧する
3年後のオリンピックが楽しみです。

















nice things.12月号POP用イラスト




ミディアムさんから発行されている
ライフスタイル誌『nice things.』の
書店用POPのイラストレーションを担当させて頂きました。


12月号の特集は“布と衣”ということで、
以前描いた大好きな赤いセーターの絵を
使用して頂いております。


現在発売中の号は
全国各地のテキスタイルに関わる
素敵な仕事を叶えていらっしゃる方々・ブランドが
特集されています。


私自身、もともとテキスタイルは大好きなので
アンテナは張っている方だと思うのですが、
まだまだ知らない素敵な人や物事はたくさん。

知らない素敵な情報に出会うことは
宝探しのようでワクワクします。


現在、上記のPOPは
蔦屋さんを中心に置いて頂いているようです。

書店などで見かけたら、
ちょっとだけ足を止めて眺めて頂けますと
嬉しいです!
















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