毎日のらくがきや作品を中心に掲載中。
KADOKAWA「みずうみの妻たち」上・下(林真理子 著/装幀 大武尚貴 )
2018.10.13 Saturday
KADOKAWAさんから発行された文庫本、
「みずうみの妻たち」上下巻の
表紙イラストレーションを担当させて頂きました。
こちらは90年代に新聞掲載された林真理子さんの幻の不倫小説で、
この度初めて書籍化されたものとなります。
今回は、以前描いたイラストレーションを
使用して頂いたのですが、
装丁の文字や色み・バランスが
やや強めな印象で組み合わされていて、
バブル期の雰囲気を色濃く感じるストーリーに
沿った装幀になっています。(と、思います。)
これもひとえに、
装幀家さんのお力があってこそで、
また、こちらの作品と引き合わせて下さった
編集者さんをはじめとするご縁のお陰、
…ということで本当に有り難く思っています。
“不倫小説”ということから、
ドキドキしながら読ませて頂いたのですが、
90年代初頭、まだ携帯電話が一般的に普及する前の
固定電話でのやりとりが新鮮だったり、
子どもの頃に嗅ぎ取っていた
(バブル期はちょうど小学生でした)
あの時代の大人の男女の強気な恋愛観を
再度、感じさせてもらったりと、
日常の自分では知り得ない感覚を
小説を通じて楽しむことができ、
非常に興味深かったです。
同年代の主人公とは
女性としての艶っぽさは比べ物にはなりませんが、
年齢をいくつ重ねても、
相手の言葉ひとつに振り回されたり、
何気ない一挙一動からその意味や本心を掴もうとして
感情を揺り動かす様子は共感ができて、
可愛らしく思いました。
現在、
書店の文庫本やWEB上にて
展開、販売されておりますので
どうぞ宜しくお願いいたします。
nice things.8月号・9月号POP用イラスト
2018.09.23 Sunday
ライフスタイル誌「nice things.」
書店用POPの8月号と9月号の
イラストレーションです。
2枚並べると、やや色が重ため…。
ちょうど梅雨の時期に
描いていたからかもしれません。
私の場合、
色は季節に左右されることが多いです。
なお、ここ一ヶ月程は
ややインプットの時間を過ごしています。
いわさきちひろ生誕100年を記した展覧会や
東京都美術館で開催されていた藤田嗣治展、
地元に帰省して訪れた茂木の彼岸花の群生、益子の景色。
銀座で開催されているマザーハウスさんのサンクスイベント。
どれもこれも印象的でした。
そして、大好きな友達との時間。
私に出来る事って何だろう。
とりあえず、風邪を治したい。
サンキュ!8月号「今月の深堀りッ」挿絵
2018.09.15 Saturday
ベネッセコーポレーションさん発行
生活情報誌「サンキュ!」内のコーナー、
“今月の深堀りッ”8月号分挿絵のご紹介です。
吉野家さんの冷凍牛丼を使用したレシピを中心に描いています。
「主婦層に向けての進化」を目指しての開発、
PR活動についての裏話を読むことができます。
時に慌ただしく過ぎる毎日の中で
美味しい食事をストレス少なく用意して楽しむ、
当たり前の繰り返しだからこそ
とても大切なこと。
私にとっては、やっぱり
誰かと「美味しいね」と伝え合いながら
食べるゴハンが一番のご馳走です。
なお、「サンキュ!」は現在10月号が発売中。
暮らしの知恵や美味しそうなレシピがたくさん!です。
書店等にて、ぜひ宜しくお願いいたします。
大正富医薬品株式会社「たんぱく質が見える!」挿絵
2018.09.07 Friday
富山大正医薬品株式会社さん発行
「たんぱく質が見える!」の
挿絵を担当させて頂きました。
こちらのブログに載せた以外にも
たくさんの食材、献立を描いています。
普段、自分では絵のモデルとして
あまり選ぶことのないお魚やお肉がたくさん。
描いていてとても楽しかったです。
今回の反省としては、
背景がベージュだったことで、
日頃に比べ、背景色とのコントラストが低く
色味が沈みがちになってしまったので、
(デザイナーさんに色調整をお願いして修正して頂いた)
今後は、最終的な仕上りをより意識して進めていこうと思います。
ちなみに、こちらの冊子は
病院などの待合室等で無料配布されているようです。
たんぱく質が一目で見えるような、
分かりやすいパンフレットとなっています。
見かけた方は是非お手に取ってみて下さいね。
KichHike
2018.09.03 Monday
久しぶりの更新となります。
有り難いことに、7月末からお仕事が重なり
集中して絵を描いていました。
またこれから、こちらのブログでマメに
お仕事を紹介していこうと思いますので
宜しくお願いします!
さて、昨日は初めて“Kich Hike”なるものに
参加してきました。
KichHikeとは、料理をつくる人(COOK)と、
食べる人(HIKER)が集まるコミュニティサイトです。
(“マッチングサイト”と言った方が分かりやすいかもしれません。)
料理をつくる人(COOK)は、食べる人(HIKER)を
自分の得意料理(例えば郷土料理など…)でもてなし、
食べる人(HIKER)は設定された料金を支払います。
今回は絵のお仕事を介してお知り合いになった
mogmogはうすのHirokoさん主催の
「〜持ち寄りCheese FondueのPop-Upを〜」という、
皆でチーズフォンデュを楽しむ会にお邪魔してきました。
定員4名+主催者2名の合計6名のこじんまりとした会だったのですが、
20歳の学生さんから子育てが落ち着いた女性まで
様々な年齢・職業の方が参加されており、
美味しい料理を食べながらワイワイと色々なお話ができて
本当に楽しかったです。
共通して「食」が好きという想いが根底にあるためか
共感できる部分も多く、
表現は違えど同じようなことに興味を抱いている方に出会えて
嬉しくなりました。
肝心のチーズフォンデュは定番のミニトマトや温野菜をはじめ、
変わりだねのアンパン、締めのチーズダッカルビも
とっても美味しかったです。
また、定期的に参加したいな、と思っています。
新しい「食」の形。オススメですよ〜。
(どこかの会でお会いした際には宜しくお願いします。)
きっかけを下さったHirokoさん、
そしてご一緒した皆様、ありがとうございました!
(ドラゴンフルーツ、初めて食べました!)
サンキュ!7月号「今月の深堀りッ」挿絵
2018.07.22 Sunday
ベネッセコーポレーションさんから発行されている
生活情報誌「サンキュ!」“今月の深堀りッ”というコーナーの
連載のお仕事・7月号分挿絵のご紹介です。
夏らしく、揖保乃糸さんの商品を取り上げた記事なのですが、
食物繊維や鉄分が豊富な「ブラン」を使用した
珍しいそうめんの開発裏話を知る事ができます。
上記で描かせて頂いた「揖保乃糸ブラン」は
数に限りのある販売とのこと。
非常にレアな商品なので、
店頭で見かけた際には是非お手に取ってみては
いかがでしょうか?
なお、「サンキュ!」は現在8月号が発売中です。
コウケンテツさんのとじ込み付録のレシピが
どれも美味しそうで、私も実際にいくつか作ってみたりしています。
その他の特集も実用的な内容が多く、おすすめなので
是非ぜひチェックしてみて下さい!
そして、話が変わりますが、
昨日は墨田区で開催された岡山県西粟倉村主催の
「自分の生き方とナリワイを考える会」に参加してきました。
東京で暮らし始めて5年。
イラストレーターとして活動を続けながら
生活を安定させることが最優先で
ここ数年は活動範囲が狭くなっていたところ、
非常に良い刺激を頂いて帰ってきました。
もともとは
“最終的には、自然に囲まれた場所で
どんな人でも安心できる環境を創って
誠実な人達と心ある仕事を
高いデザインコミュニケーションを付加しながら行いたい”
と思っていたことや、
地元にいた頃、地方を活性化させるような働きに興味があり
積極的に地域で面白い活動をしている人や場所に足を運んでいたこと、
そして、その中で感じていた課題を思い出しました。
地方の活動からは少し離れていたけれど、
また自分なりに積極的に関われていけたら…、
そして、これからはその中で
イラストレーターとして意味のある働きを叶えていきたいと、
そんな気持ちを再確認。
改めて、本音で語り合うことの良さを感じました。
また、今日からひたすら絵を描く日々に入ります。
なるべく肩の力を抜きつつ、
気持ちよく走りきれますように。
なんだかんだで、結局
楽しいのが一番だと思いました。
岡山県西粟倉村「自分の生き方とナリワイを考える会」広告用イラスト
2018.07.15 Sunday
とても有り難い縁で、
岡山県西粟倉村主催の
「自分の生き方とナリワイを考える会」の
パンフレットのイラストレーションを担当いたしました。
岡山県の西粟倉村は
「環境モデル都市」にも選ばれ、
都市部からも若い人々が移住し、
林業を軸に、日々いくつものベンチャー企業や
新たな事業が生み見出され続けている、
地域再生の成功モデルとして注目されている地域です。
今回は、東京墨田区の「喫茶ランドリー」という施設で
出張イベントを開催。
私も、せっかくなので、7月21日(土)14時〜の会に
参加させて頂く予定です。
当日、ちょうど足立の花火もあるので
出掛けたついでに
夜はお祭りも楽しむつもりでいます。
どちらの会場でもご一緒になった方、
ともども楽しめたら嬉しいです!
なお、当イベントの開催日は
7月から8月にかけて4日程ありますので、
ご興味のある方は
是非ぜひ、お気軽にご参加ください〜
おいしいゴハンまたはオヤツ付きです。
Ci:LABO美研創刊号・挿絵
2018.07.08 Sunday
ドクターシーラボさんの会報誌、「Ci:LABO美研」。
3月半ばに発行された創刊号にて、
スキンケアページの挿絵を担当いたしました。
30代から40代に向けた美容情報誌になります。
これから美容系のお仕事も
たくさんやってみたいなぁと思うこの頃。
(お仕事のご依頼、ありがとうございました。)
まだまだ、色んな経験を重ねていきたいです。
たくさんやってみたいなぁと思うこの頃。
(お仕事のご依頼、ありがとうございました。)
まだまだ、色んな経験を重ねていきたいです。
帰省
2018.07.03 Tuesday
久しぶりに地元へ帰省。
せっかくだから涼しい場所に行こうと奥日光へ。
予想していたよりも気温が高かったけれど、
澄んだ水辺の空気と森林の木漏れ日に
だいぶ癒されました。
湯滝は初めて訪れたのですが、なかなかの迫力。
ちょうど少し前に両国のすみだ北斎美術館で
葛飾北斎の描いた滝の絵をたくさん観たこともあって、
この一瞬の水の表情をとらえて
一枚の絵に落としこんだ北斎に思いを馳せつつ
景色を楽しんで帰ってきました。
(ちなみに北斎が描いた「諸国滝巡り」のうちの一つ、
日光にある霧降の滝とは違う場所です。)
そして、たいてい実家に戻ると
近所に住む甥っ子達がやって来るのですが、
日頃は一人、部屋で静かに聴いている音楽も
甥っ子二人が揃うと
メロディに合わせて歌い出したり
時にはダンスが始まったりして
とても可笑しい。
すでに中学生と高校生ですが、まだまだ可愛い。
地元でいっぱい充電出来たので
また改めて、進みます。
人魚姫
2018.06.28 Thursday
幼少期、おとぎ話の中で一番好きだったのが「人魚姫」。
小学校の低学年の頃、
図書室から何度も借りて、繰り返し眺めていました。
それから数十年後、たまたま留学したのは
作者のアンデルセンが生まれ育った国。
時々、人生の中で起きる多くの出来事は
産まれる前から決まってるのかな、
と感じることがあります。
例えば、15歳頃からよく描いていたモチーフに
「たくさんの星が光輝く夜空のもと
真っ白な雪が積もった、なだらかな丘を
長靴(ブーツ)をはいた女の子が一人で歩いている」
という情景があるのですが、
留学した際にそのイメージと全く同じ景色が広がっていました。
“昔から繰り返し描いてきた絵と一緒だ”と
不思議に感じつつも妙に腑に落ちた記憶。
ふとした拍子に半無意識で発した言葉や
何気ない会話の中で誰かが残してくれたメッセージ、
なんとなく何度も繰り返し持ち続けているイメージが
いつかの未来を示唆していたり…。
それが全てではないけれど、
時にはそんな小さな偶然を集めて
未来を想像するのも楽しいかな、と思うのです。
そして、最近見た動画の中で面白かったもの↓
http://www.cibone.com/channel/#movie
ものづくりが好きな方におすすめです。