毎日のらくがきや作品を中心に掲載中。
高島屋民藝展・パネルイラスト









数年前にディスカバージャパンの誌面で描いた挿絵が、
現在、高島屋で開催されている民藝展内のパネルに
二次利用されているということで
日本橋へ足を運んできました。

偶然にも、学生時代に同じ絵画教室で学んだ知人のお店も
同展示に参加していることを知り、
15年ぶり(…になるのかなぁ?)に再会、
お話をさせてもらいました。



当時、新大塚のマンションの一室にあった絵画教室。
節約のために池袋駅から歩いて通った思い出の場所。

大学時代、東京で暮らした4年間は
辛い気持ちで過ごした記憶が強いのですが、
今、振り返ると、人にも環境にも恵まれていたし、
ただただ自分が世間知らずで
甘えていただけのようにも感じます。

そんな甘ったれていた自分に対して、
時には真剣に叱ってくれたり、
丁寧に諭してくれたり、
デッサン以上にたくさんのことを教えてくれたアトリエ。

「私の絵を見て、
身近な人が“いいね”と喜んでくれるだけで良い。」
そう言う私に
「石井君は、絶対、専門の人に意見を求めるようになるよ。」
と返していた先生。
実際に先生の言う通りになったな、と思っています。


↓下の絵は、その絵画教室で描いたデッサン。
21〜22歳頃の作品です。
この頃の真摯な姿勢、失わずにいたいな。








大和書房「どんな日もエレガンス」(ドメストル美紀 著/装幀 高瀬はるか)













大和書房さん発行、
ドメストル美紀さん著「どんな日もエレガンス」の
表紙と挿絵のイラストレーションを担当させて頂きました。

ブックデザインは高瀬はるかさん。
今回、カラーのご提案も頂きました。
(お力添え、本当にありがとうございました。)

贅沢に箔押しの加工がしてあります。
写真では伝わりにくいのですが、
とても上品なゴールドの色みで工芸品のようです。



〜日本のサラリーマン家庭で育った著者が、 
18世紀から続くフランス伯爵家に嫁いでみつけた「暮らしの答え」〜

親しみやすい視点で語られる現代における貴族末裔のリアル。

文化や価値観の違いを知るのも楽しいですし、
各章にちりばめられている
日々の食事や生活、装いなどについての
素敵なヒントを得るのもオススメです。


是非、現物をお手に取って頂けますと幸いです。














MUSIC MAGAZINE 増刊号







7月16日にMUSIC MAGAZINEから発売された、
坂本真綾さんを特集した増刊号の
挿絵を担当させて頂きました。

アートディレクションはWatermarkの水野さん。

私がイラストレーターとして活動を始めたばかりの頃、
イラストの持込みを気持ち良く受け入れて下さり
親切にアドバイスを頂いたことを
昨日の出来事のように思い出します。

あれから6年の時間を経て
こうしてお仕事をご一緒することができて
嬉しい気持ちでいっぱいです。

3種類ほどレースのような抽象的な作品をお渡ししたのですが、
それぞれが各ページにちりばめられており
とても綺麗にイラストレーションを生かして頂いています。
(素敵なデザイン、ありがとうございました。)












是非、書店等で見かけた際には、
お手に取って頂けますと幸いです。


















深呼吸








先日、祖母が105歳で永眠しました。
大正に生まれ、昭和、平成、令和と4つの元号を生きたおばあちゃん。

大往生だったけれど、やっぱり寂しい。


私が学生時代、
経験した出来事を知り、
祖母がかけてくれた言葉があって…

「大変だったね。
おばあちゃん、びっくりしちゃったよ。」
「良いかい、よく聞くんだよ。
——— 諦めなさい。」


あの時期、
たくさんの人が色々な言葉をかけてくれたけれど、
祖母の言葉が一番、
優しくて、厳しくて、本当のことだったと思う。


おばあちゃんの孫でいられて良かったな。


今日はゆっくりするために
自転車で近所の縁側カフェへ。

ちょうど一人貸切のような時間があって
景色を独り占め。

緑がとても綺麗でした。




















nice things.7月号〜9月号(2019)POP用イラスト





昨年〜今年初めまで
店頭用POPのイラストレーションを担当させて頂いた
nicethings.さん。

残念ながら休刊となってしまいましたが、
大好きな雑誌・大好きなお仕事だったので、
関わらせて頂いた分までご紹介させていただこうと思っています。

2019年7月〜9月の作品。
小旅行で訪れた日光や
千葉の鋸山で見た風景などを参考に描きました。

nicethings.さんは復刊を目指してるとのこと。
素敵なコンセプトや誌面、諸々に再会できるのを願っています。





















サンキュ!2019.10月号〜2020.4月号「今月の深堀りッ」挿絵



挿絵を担当させて頂いている
ベネッセさん発行、サンキュ!「今月の深堀りッ」
2019年10月号〜2020年4月号のご紹介です。

日頃、自分では選ばないモチーフを
描くことのできる貴重な機会。
時折、迷いながらも
楽しく制作しています。

洋服や模様を描くのも好きですが、
植物や食べ物の絵も楽しかったりします。





















緊急事態宣言が解除される少し前から
なんとなく忙しくしていて、
あっという間に時間が経ってしまいました。

絵のお仕事が一区切りついたので、
これからまた、しばらくは
視野や可能性を広げるような時間を
過ごしていければな…と思っています。


とりあえず、自分が作った料理以外の
おいしいものが食べたい。

















Save Lives







日頃からお世話になっている
アートエージェンシー、
アートリエゾンさんの
Message from artliaison artists
に参加しての作品です。


「Save Lives」

あまりネガティブなことは
書きたくないのですが、
人によっては
置かれている環境や状況で
“死んだ方がどれだけ楽だろうか…”と
思ってしまうことも
人生の中で
あるのではないかと思っています。

時には、
死ぬことが最善策のように
感じてしまったり…。

生きていることが当たり前過ぎて
気づけないことも多いけれど、
ただ存在しているだけで
救われる人が
いたりするものです。

例え、なんにもできなくても。

死ぬことは選べても
生きることは選べないし、
時期がくれば
誰でもこの世から旅立つので
自然に生が終わる日を
待ってみても良いのではないかな…と。

ただただ生きているだけ、
それだけで充分。

そんなメッセージをこめて。















「コングラント」のロゴ・水彩部分担当









“日本のどこかの小さな活動に
真剣に応えていくファンドレイジングツール”
コングラント」さんのロゴの水彩部分(黄色)を
担当させて頂きました。

「コングラント」さんは、
NPO法人や社会的企業、任意団体等、
非営利活動に取り組むすべての団体の
寄付募集・管理を応援する
ファンドレイジングツールを提供しています。

仕組みが分かりやすく、
小さなNPOでも気軽に寄付集め専門のページをつくることが
できるそうです。


お仕事のご依頼を頂いた時点での寄付総額は
もうすぐ4億…といったところだったのですが、
現在は5億を超えています。(…すごい!)


ロゴのコンセプトも
ちゃんと想いが込められたもので、
より多くの人に届くことを願って
丁寧に描かせて頂きました。
(実物はA3サイズです。)

よろしければ、
こちらのページもチェックして頂けると
嬉しいです。








個人的には
HPのお客様の声利用団体の情報も
充実していて興味深いです。


外に開かれていて、
他業種含め相互のコミュニケーションが活発な
想いのある活動が
健全に育ち、続いていってほしい。


今回、微力であっても
このような形で携われて幸せでした。
お仕事のご依頼、ありがとうございました。
















灯り





GWは色々やろうと考えていたものの、
連休に入って2日目の夜から体調を崩して
3日間ほど寝込んでしまいました…。

幸い熱は上がらず、
病院で風邪の診断を受け、
たっぷり休んで過ごしました。

体調をみつつ、
なんだかんだで3枚程制作。

誰のためでも
何のためでもなく、
気持ちのまま描くのは久しぶりで、
とても心地よく制作にむかえています。

このまま
ぐんぐん、たくさん描けそう。


時間にゆとりのある中で、
思い出すのは
いつかお礼をしようと思っていた人や

会いたいな、話したいな、と思いながら
「いつでも会える」と考えて
そのままにしてしまっている人の顔。

積極的にコミュニケーションを取るのは苦手で
必要最低限の人間関係で良いと思って過ごしてきたけれど、
思うように行動できない環境の中で
節目、節目で助けてもらってきた人の顔が浮かんで、
これまで自分で自覚していた以上に
色んな人に助けてきてもらったことを思い出しています。

自立することは、
自分の幸せに責任を持つこと。

そして、
自分や環境を理解して
自覚を持って助けてもらうこと。
 
しばらく会えていない、あの人やこの人。
どんな風に日々を過ごしているのかな。



























大阪府「大阪ええまちものがたり」冊子 表紙および挿絵






大阪府の
“若手から高齢者までオール大阪で、
住民主体による地域包括ケアシステムの構築を目指す”
大阪ええまちプロジェクト
」の取り組みを紹介する冊子
「大阪ええまちものがたり」
表紙と挿絵を担当させていただきました。


デザインは芝田陽介さんです。

きめ細やかなお仕事の進行と
たいへん強力なお力添えをいただき
本当にありがとうございました。


ちなみに今回、
表紙に使われている絵は
実寸の倍程度の大きさで40人以上描いています。

これまでのお仕事では使用してこなかった
ゆるめの人物表現ですが、
学生時代からの友達からすると
なじみのある絵ではないかな…と。








コロナウイルスの影響で
直接的なコミュニケーションが取れない状況が続いていますが、
これから(特にコロナ終息後)
どんどん必要とされていくプロジェクトだと思っています。

是非、サイト等チェックして頂けますと嬉しいです。
冊子もダウンロードできるようになっていますので、
どうぞ宜しくお願いします。







余談ではありますが、
今年のGWは地元に帰省しないことを決め
実家に連絡したところ、
本日、母から手作りの筍ご飯が届きました。

段ボールの底に使われていた新聞紙が
先日、ブログでご紹介させていただいた
Learning for All さんの記事で
その偶然がちょっと面白かったです。









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