毎日のらくがきや作品を中心に掲載中。
『ミナ ペルホネン/皆川明 つづく』展







本日は、
東京都現代美術館で開催されている
『ミナ ペルホネン/皆川明 つづく』展へ
出掛けてきました。

ミナ  ペルホネンと、デザイナー皆川明さんの
ものづくりとその思考を紹介する展覧会です。
 

ミナ  ペルホネンを知ったのは、
服飾の勉強を始めた高校生の頃。

服飾雑誌“装苑”の特集ページで
市川実日子さんが
電柱をモチーフにしたテキスタイルのコートを
着用している写真が最初でした。

皆川明さんのクリエイションに憧れて
書籍を読み込んだり、
直営店に度々足を運んだり、
(価格帯が高いので、なかなか購入には至らず…)
そんな当時の行動と想いを
たくさん思い出しながら会場を回りました。

展示はファッションに限らず、
インテリアや食器のプロダクトに加え、
創作の背景を垣間みることのできる資料など
多岐に渡っていて、見所がいっぱい。

頂いた刺激を
これからの自分の制作にも
生かしていきたいです。

 
今日は晴天の中、
一日じゅう
大好きなものに囲まれて過ごすことができて
幸せな休日となりました。
楽しかったな。








 






ルノワールとパリに恋した12人の画家たち







この3連休は、
一日目は床を張り替えるボランティアに参加、
二日目は横浜美術館と中華街へ、
三日目はお仕事用の絵を描いて過ごしました。

充実した時間がうれしい。ありがたい。


横浜美術館で開催されていた
「ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」。
図録の表紙にもなっている、
ルノワールの“ピアノを弾く少女たち”の絵の前には
多くの人が立ち止まり、
原画の強さを感じさせられました。

土地柄か子ども連れの方も多かったのですが、
5歳くらいの男の子がアンドレ・ドランの裸婦を見て
(背景と人物の境目が粗く表現してある)
「鳥肌がたってる!」と感想を言っていたのが
おかしかったです。
発想の自由さがうらやましい。

個人的には、常設展で鑑賞した鏑木清方の作品も印象的でした。


ちゃんと休みを取りつつ、
制作に打ち込んでいこうと思います。
















シャネル「マドモアゼル プリヴェ展」





先日は友人に誘われて、
天王洲アイルで開かれていた
シャネル「マドモアゼル プリヴェ展」へ。

世界各都市で開催されてきた「シャネル」の東京でのエキシビジョン。

会場では
シャネルのクリエイションと職人技が結集して仕立てられた
オートクチュールやハイジュエリーが展示されていました。


とにかく素晴らしく手の込んだテキスタイルが
目の前に繰り広げられていて、
終始テンションが上がり通しでした。
(騒がしくしてしまって、一緒に行った友人、ごめん…。)


特に魅かれた洋服があって、
その情報を確認したところ、1996年に制作されたもので
自分がちょうどファッションに強く興味を抱いた時期と一致していて
人の記憶の深さに気づかされたり。


“今すぐにでも、絵にしたい”
そんな衝動でいっぱいの展示でした。


今年も残り1ヶ月と一週間。
何の目的もないけれど、
実物大で総レースの作品を描き上げてみようかな。








































What is “the wealth of life ” for you?





現在、新宿のリビングデザインセンターOZONEで
開催されている
『ボーエ・モーエンセンとFDBモブラー展』
出掛けてきました。


日本とデンマークの外交樹立150周年を記念しての、
デンマークを代表するデザイナー ボーエ・モーエンセンと
FDBモブラーに焦点を当てた企画展となっています。


連動のセミナーを無料で受講できると聞き、
そちらにも参加させて頂きました。


講師の島崎信さんの
少しとぼけたような軽妙な語り口に
ほのぼのと笑わせてもらいながら、
デンマークの歴史から
家具やデザインに対する今日までの流れ、
現在のプロダクトの在り方などの
概要を知る事ができ
とても勉強になりました。


印象的だったのは、
1920年頃までは
デンマークは非常に貧しい国であり、
家具においては
一番安く生産が出来る国として
ヨーロッパの重厚で煌びやかな
貴族向けの注文家具を生産していたこと。

その後、
リトアニアなど更に安価で生産ができる国に
受注が移ることで、
方向転換を必要とされた際に
知恵を振り絞り、生まれたのが
名作といわれるデザインの数々。

すごいな、と思うのは
資源や人口が限られた中で合理的な
“解決方法=仕組みづくり”を見いだしたことや

端的に利益が得られる方法ではなく、
長期的に継続していくために
それらを育てていく労力と時間を掛けたこと。


島崎先生によると、
現代は一時しのぎのものが多く、
全体的な雰囲気として
育てていく苦労をしたがらない、との旨。

そして
売るために確実なスペックをもっていて
ストーリー性もある、との理由から
この時代のプロダクトに焦点が当たりやすい、
という事実。

なるほど…。



ちなみに、併設のコンランショップのカフェでは
デンマークの家庭料理が限定ランチで食べられるようです!

スモーブロー(オープンサンド)や
フリカデッラ(ミートボール)とかかな?



椅子を中心に名作家具も揃ってますので、
北欧・デンマークやインテリア好きの方には
特におすすめです。






















ボストン展

 



先日、上野の東京都美術館で開催されている
『ボストン美術館の至宝展』へ行ってきました。


どの作品も見応えがあって、非常に面白かったです。

展示が7章に分けて展開されているのですが
個人的には、3章の日本美術がお薦め。

印象的だったのは、
「風仙図屏風」や「松に鹿蝙蝠図屏風」。



…けれど、一番印象に残ったのは、
ちょうど同じペースで観覧していた
腰の曲がったおばあさんでした。

腰を曲げた状態だと
目線が絵画には届かないため、
作品の前で毎回背筋を伸ばしての鑑賞。


自分がおばあさんになった姿を想像した時に、
絵を描き続けていることは
簡単に思い浮かぶのですが
あんな風に腰の曲がった状態でも
積極的に外に出て学ぶ姿勢を保てるかな、
と自問自答。


これから年齢を重ねていく中で
身体的な衰えを始め
色んな制限を請け負うことがあっても、
それとは反対に
心はどんどん自由になっていけたら嬉しいなぁ、
そんなことを思いました。



今日も暑いけれど、
良い一日になりますように。











草間彌生「わが永遠の魂」








新国立美術館で開催されている
草間彌生「わが永遠の魂」へ行ってきました。



展示期間終了間近のため混雑を心配していましたが、
観覧者は多いものの、さほどストレスにならずに
十分に作品を鑑賞、堪能できました。



一言で表現すると「圧倒的」な展示でした。


おそらく鑑賞した個人によって
感想は全く違った言葉になるんだろうな、と
「かわいい〜!」という表現を繰り返す
可愛らしい女の子達を横目に思い巡らせていました。
(きっと、「かわいい」の言葉の中にも
個人個人の大切な想いは隠されているんだろうな。)


私個人は、なんだか
“苦しんでも良いんだよ”と
苦しむことを肯定してもらっているような
そんな気持ちになりました。



冒頭のご本人の挨拶文も印象的で、
使用されていた「闘い」という言葉の重みと真実に
感情が動かされました。


とても興味深く、心に響く展示でした。
なんとか期間中に見られて良かったです。


芸術って素晴らしい。

















マリメッコ展
   



友人からチケットを譲ってもらったこともあって
bunkamuraで開催されているマリメッコ展へ行ってきました。


過去にはテキスタイルデザイナーを目指していた時期もあり
今でもテキスタイルは大好きです。


展示の中で特に印象に残ったのは、
マリメッコ初の正社員デザイナーである
ヴォッコ・ヌルメスニエミさんのインタビュー映像の
「デザイナーはデザインをするのであって流行を追うのではない」
という言葉。


すごく理想的な姿勢だな、と。


ファッションって実は流行色が約2年前に決まっていたり、
トレンドは約1年半前などに打ち出されていたりと
意図されたものを追う部分があるのですが、
流行やトレンドに頼らずに
デザインの力だけを信じて製品を打ち出すことは
とても勇気のいることなのではないかなと考えています。


ファッションの流行の作られ方については
私が学生時代に服飾を勉強していた頃の話なので、
今はきっとWEB環境や購買意識の変化に伴って
だいぶ違ってきてるだろうなと予想しているのですが、
それでも“純粋にデザイナーがデザインできる環境”って
自由で素晴らしい。


きっと北欧の“個人を尊重する風土”が根本にあるのかな、
なんて想像しています。


私は、半年間という短い留学期間でしか北欧を知りませんが
安易に物事をジャッジせずに個人を尊重してもらえる、という安心感が
自由で思い切りの良い創作活動に繋がっていました。


改めて、北欧もマリメッコもテキスタイルも大好きだと再認識。








展示後は、友人と食事へ。
バレンタインが近いということで
可愛いチョコレートを贈ってくれました。


ありがとう〜

今日もあたたかな良い日!です。







































ANDY WARHOL

 

先日、東京へ行ったついでに
アンディ・ウォーホル展を見てきました。
http://www.mori.art.museum/jp/index.html

昨年、デンマークのルイジアナ美術館でも
アンディ・ウォーホル展に足を運んだのですが、
ドローイングがとても素敵でまた見たいなぁと思っていました。

展示作品も、
アプローチの方法もどちらも違っていたので
楽しむことができました。

下の写真はルイジアナ美術館の展示風景です。
http://www.louisiana.dk/dk











迫田洋太個展 cake*michiko




現在、代々木の DADA CAFE で開催されている
迫田洋太くんの個展に行ってきました。
http://yota-lata.tumblr.com/


古民家を改装した、ゆるやかな空間に
ケーキにまつわるイラストレーションが並びます。

『気持ちよく広い』 絵と
『細かいところまで楽しい』 絵。

カフェでいただくことのできる
食事やお菓子もとても美味しかったです。

展示は6月3日(日)までの開催。



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迫田洋太個展 cake*michiko
●2012.5.22.~6.3.
●DADA CAFE (渋谷区千駄ヶ谷5-23-10)
http://www.religare.biz/dada_top.html
///////////////////////////////////////////////////////////////////////////



これからも、
もっともっと楽しい作品を
たくさん生み出していってほしいです。







Graphie Art exhibition



先日、イラストレーション青山塾で一緒に学んだ
平山真由美さんが参加している展示を見に
茅場町のRECTO VERSO GALLERYへ
行ってきました。

RECTO VERSO GALLERY
http://www.recto.co.jp/verso/g-art1204/
平山真由美さん
http://tora3.chu.jp/

おしゃれな雰囲気の
古いビルの一室。

真っ白な壁の
とても気持ち良い空間に広がる
思わず
「くすっ」としてしまう作品たち。

とても楽しく過ごさせていただきました。
ありがとう。

余談ですが、
数年前に、同じビルにある
『森岡書店』さんでドキドキしながら
古書を購入したことを思い出しました。

変わっていくこと、
変わらないこと、を
想った一日でした。








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